坐骨神経は人体で最大の神経
坐骨神経痛とは、人の体において様々な原因により、坐骨神経が刺激されることに起因する神経痛で、病名ではなく症状です。
【主な原因】
①腰部脊柱管狭窄症…脊柱管という神経を囲んでいる管が狭窄して神経を圧迫する疾患。
②腰椎分離すべり症…椎体と椎弓が離れてしまい、椎体が前方にずれてしまうこと。
③椎間板ヘルニア…椎間板から髄核が飛び出した状態。
④梨状筋症候群…小殿筋や中殿筋、梨状筋などの外旋筋群が硬くなり、坐骨神経を圧迫しているなど、血流が悪くなっている状態。
…などがあげられます。症状の特徴として、主に太股の後面やふくらはぎの痛みが多く、他にも下肢の痺れや知覚鈍麻、歩行障害などの症状があります。
一般的に①②は体を後ろに反らすことで症状が強くなり、③では体を前に倒すことが困難になります。そして①②③で症状が現れている場合は、特に痛みが治まるまで早くても3ヶ月以上の期間を要し、ひどい場合には手術が必要になる場合があります。ただ坐骨神経痛の症状が現れている中では①②③④が複雑に絡み合い、併発していることも珍しくはありません。
ですが、特に④梨状筋症候群で炎症がない場合ならば、整体での大幅な改善も見込めます。
ヘルニアでも症状がでない方はたくさんいる
また、アメリカのデータではMRIなどを撮って椎間板ヘルニアと診断を受けた方で6割の方には『まったく症状が現れていない』という臨床検査結果があるので、椎間板ヘルニアと診断されても、実際の症状は梨状筋症候群によって起こっている可能性もあります。
普段から座っている時間が長く、この症状がでている方は、特に梨状筋症候群によって坐骨神経痛が起こっている可能性が高いです。
腰痛や坐骨神経痛でお悩みの方は、1度サンパーク整体にお越しいただきご相談ください。