肩凝りの主な原因は『日常の姿勢』と『自律神経の緊張』
肩凝りの原因と言われている筋肉は主に3つあります。
・僧帽筋…首から肩にかけてのモコっとした筋肉。肩甲骨を挙上させると硬くなります。
・肩甲挙筋…首から肩甲骨の内側上角にぶら下がるように付いてる筋肉。奥のほうが硬く辛く感じるときはこの筋肉です。
・菱形筋…左右の肩甲骨を寄せる筋肉です。前傾姿勢になると特に緊張します。
この3つの筋肉が1番緊張する要因を上げるとすると、やはりパソコンでのデスクワークが1番の要因です。特に眼精疲労で目が疲れてくると前傾姿勢になり顔を近づけて画面を見ようとするので、その時にこの3つの筋肉への負担は強いものになっていると考えられます。
自律神経の緊張とは交感神経が優位のこと
筋肉の緊張が続くと肩や首などに辛さをを感じるようになり、これがストレスとなります。
ストレスを感じると交感神経が優位になりますので、循環が悪くなったり呼吸が浅くなるなどの症状がでてきます。循環が悪くなると疲労物質や痛みをおこす発痛物質などが蓄積しやすくなるので、これらの物質が肩凝りの主な3つの筋肉に蓄積すると痛みや辛さを感じるようになるわけです。
また呼吸が浅くなると頭への酸素の運搬が滞り、軽い酸欠の症状で頭痛をひきおこしたり、視界がかすみパソコンの画面が見えにくくなるような状態になります。姿勢が前傾して猫背になると胸郭(心臓や肺を囲んでいる肋骨の部分)の動きも悪くなるので、それが原因で呼吸が浅くなるとも言えます。
肩凝りを予防するには左右の肩甲骨回り筋肉のストレッチ、呼吸を深くできる姿勢を維持する(特に呼気のときにしっかり)、肩凝りの原因を理解している整体師の施療を受けるなどを試しにやってみてください。