猫背による酸欠で集中力が低下してしまう。
通常の成人男性が1度の呼吸でとりこむ酸素量は400~500mlと言われています。
子供(小学生程度)の場合ですと200~300ml程度です。
ただでさえ少ない摂取量なのに、猫背の影響で肺が圧迫されると呼吸自体が浅くなり、新鮮な酸素を体内にとりこみ辛くなります。
体内に新鮮な酸素がとりこめなくなると、集中力を持続させる働きのある脳への酸素の供給が減り、酸欠状態となってしまいます。
子供の場合は授業中にボ~としてしまったり、大人は仕事中にあくび連発という感じでしょうか。
呼吸が浅くなると体内のエネルギー不足にも繋がる。
生活するうえで必要なエネルギーは普段の食事から摂取した食べ物から消化され、様々な養分へと変わっていきます。
その中の1つにブドウ糖があり、ブドウ糖と酸素が結びついたときに体に必要なエネルギーが生まれるのです。大人でさえもお腹が減ったり体内のエネルギーが不足してくると集中力が低下したりイライラしてきます。
ましてや子供がエネルギー不足の状態で集中力を維持するのはとても困難でしょう。これは体内の生理現象的な部分なので、口で言っても改善するのは難しいでしょう。
脳への酸欠や体内のエネルギー不足での集中力低下を防ぐためには猫背姿勢を改善することが1番の近道です。