仕事と練習での疲労の蓄積で体が悲鳴をあげていたランナー
【会社員 27才男性】
(症状)
仕事が繁忙期での連日の肉体労働、それに加えて仕事が終わった後の深夜に行われる練習、毎週のように出場しているマラソン大会。
疲労が蓄積しすぎていて下半身の硬くなった筋肉はいつ肉離れをおこしてもおかしくないような状態。体のケアはやっておらず、気合いで走っていたとのこと。まだ27才と若いのでギリギリ体がもっていたと思われる。仙腸関節(骨盤のお尻側にある関節)も左右共に緩み下半身が不安定で上手く力が伝わらない。
それに伴い疲労だけでなく腰痛も発症していた。
気合も大事だが、体のケアも同じぐらい必要
入念に全身をマッサージしてリラックスさせてから腰椎(背骨部分の腰の関節)の調整、硬くなっていて屈む側(屈曲)も反る側(伸展)も両方硬くなっていた。仙腸関節も調整して骨盤回りの関節の可動域を出す。
下肢の筋肉は全体が硬いので、入念な力加減に気をつけたストレッチ。その後に股関節の調整。腰の痛みは施後には消失。
施療後の翌日の大会で優勝したが右膝に痛みがはしった。今までは左重心過多になり右足が上手く使えていなかったので、急激に増えた負担に右足がついていけなかったと思われる。
2週間ほどはアイシングをして様子を見ながら右足を慣らすと、痛みもとれて変化した重心バランスにも慣れてきた。
また前日に整体の施療を受けて翌日の大会(埼玉ではけっこう大きな大会)では独走状態での優勝(去年は12位)。
整体によるマッサージやストレッチでのケアと、関節調整で体の動きが連動するようになり今のバランスにもなれ、確実にマラソンでのパフォーマンスが上がった。