知って得するギックリ腰についての知識!
ギックリ腰とは、その痛みの激しさから【魔女の一撃】とも言われており、原因不明のさまざまな腰痛や腰椎椎間板ヘルニアの初期の段階など、急性の腰痛症のことを言います。
そもそも、二足歩行の人間は重心が高い割に体重を支える面積が小さいので、ギックリ腰をおこしやすい状態になっています。特に背筋を曲げて座っていることで、腰への負担がかかりやすくなっている状態です。座る時には姿勢にも気を使い、背筋を伸ばして座ったりして腰への負担を少なくするようにしましょう。 ※背筋を伸ばさないほうがよいケースもあります。
また、腸腰筋を鍛えることで怪我に強い腰を作ることもできます。この腸腰筋は背骨、骨盤、下半身を繋ぐとても大事な筋肉で、ここが弱くなると骨盤は上半身の体重を支えきれなくなってしまいます。この腸腰筋(大腰筋)を鍛えるにはウォーキングが手軽で効果のある方法です。ウォーキングは腸腰筋(大腰筋)や足の筋肉を鍛える他、長時間続けることによって腹筋や背筋も鍛えて、結果的に腰痛の改善や予防に繋がっていきます。ギックリ腰予防にお試しください。
ギックリ腰は急な動作の時は要注意!!
日常生活のあらゆる所にギックリ腰の危険因子は潜んでいます。もしも「グキッ」とやってしまった場合、痛くない姿勢で横になり、とにかく安静にするようにしましょう。安静にして自力で歩けるようになり痛みがあるていど引いてから整体を受けることをオススメします。
そして熱感がある場合は患部を氷嚢で冷やし炎症を抑えるようにしましょう。冷蔵庫で冷やしておいた冷湿布などでもいいと思います。1週間ほど安静にしておくのが理想ですが、どうしても動かなければならない時は腰痛ベルトやコルセットで腰を固定すると少しは楽になります。
但し、コルセットを長期的に巻いていると腰を支える筋力の低下が進み、ギックリ腰がクセになる体になってしまうので痛みが治まったら外すようにしましょう。
【ギックリ腰になりやすい状態】 【ギックリ腰になりやすい状況】
・血行不良により体が冷えている ・冬の朝、顔を洗うとき
・同じ姿勢を長時間続けている ・長時間の立ち仕事、座り仕事
・骨盤が歪んでいる ・低い位置の重い荷物を持ち上げるとき
・筋肉の柔軟性が低下している ・くしゃみ
・筋量、筋力が低下している ・急激に体勢を変えるとき