日常生活にも支障をもたらす、厄介な症状。
•五十肩は肩関節の周囲に炎症が生じて発症するもの。正式には『肩関節周囲炎』といい、加齢が主な原因とされています。ほとんどの場合1年~1年半で自然治癒するとはいえ、その痛みはまさに激痛。俗に『髪結い困難』とか『帯締め困難』とか言われているように、日常生活のちょっとした動作にも大きな支障をきたしています。
•五十肩は加齢によって肩の周辺の筋肉・骨の動きの柔軟性が失われ、肩関節内で骨どうしに衝突や摩擦が生じ、これが引き金となって起こります。一般的に《急性期》《慢性期》《回復期》の3段階をたどり治療に至りますが、さまざまな治療機関の研究により、この3つのステップに沿った適切な処置が、痛みの軽減やより早い回復に役立つことが分かってきました。
•まず、いきなりの強い痛みに悩まされる《急性期》ですが、この時期はとにかく焦らず安静にすることが大切です。痛みのある方の腕を三角巾で吊ったり、ちょっとお行儀がよくありませんがポッケ」に手を入れて支えたりするだけでも肩への負担は軽減するそう。就寝時は痛む肩を常に上に保つための抱き枕などもオススメアイテムです。
どこでも簡単にできる五十肩ストレッチ。
片方の手をテーブルに置き、おじぎ体制で痛む手をぶらりぶら~り。よく知られるアイロン体操ですが、実は腕の重みだけでも腱板の収縮が促進されます。痛いのでつい肩に力が入ってしまいがちですが、脱力して行うことがポイントです。
(1)…両方の肩をぎゅっと上げ、役3秒静止して、それからストンと脱力して落とします。これを4~5回繰り返しましょう。
(2)…親指を顎にあてて支点にして、両肘を10回ほどリズミカルに上げ下げしましょう。
(3)…手はお腹の前に置きます。胸を張って、肘を後ろにキュッと引いて、約5秒静止してからふっと脱力します。これを4~5回繰り返しましょう。
そしてもちろん整体施療による体のメンテナンスも五十肩には有効です。ぜひサンパーク整体にご相談ください。