乳がんの手術の後が周囲の人に見られているような気がして…気にしているうちに胸を張れなくなり段々と猫背姿勢になってしまった。


【70代女性 無職】



60才の頃まではテニスなどのスポーツもしていて姿勢も悪くなかった。


その頃に右乳房に乳がんが見つかり手術で切除。そのあと形成手術で背部の肉を前側に持ってきて右乳房を形成してもらったが、手術の跡をみんなに見られてる気がして右肩から前方へ捻じるように段々と猫背になってしまった。


スポーツもしなくなったので筋力も弱まり、上半身は前に倒れるばかり。

さらに前かがみになろうと股関節を屈曲させて上半身を前傾させていたので大腿四頭筋(太股の前側の筋肉)の緊張が強く慢性的なものになってしまっていた。



適切な施療と本人の意識を変えていけば高齢者でも猫背は改善できる。



触診してみると背部の緊張は肩甲骨の周りがヒドく、特に右肩甲骨の周りは形成手術のときに筋肉を持っていったので硬い。背骨は右に捻じれて右側弯のような形で歪んでしまっている。

骨盤のお尻側にある仙腸関節も左右ともに緩んでいる状態で下肢に力が入らないとともに、骨盤が開いた状態なので腹圧も弱くなっている。

しかし意外にも1番の原因は大腿四頭筋の緊張による股関節の屈曲(上体が前に倒れてる状態)で、ここと骨盤回りへのアプローチで3回目の施療で上体が起きるようになってきた。


最近では友人にも『あなた前より姿勢が良くなってきてるんじゃない?』と言われて俄然張り切って猫背を改善するために定期的な施療を受けている。


姿勢が起きるとともに景色も変わり、気持ちも明るくなってきたと仰っていた。



高齢者の猫背を改善するサンパーク整体のメニュー