触られて初めて筋肉の強い緊張に気づく
50代男性 会社社長
日常が大変忙しく何年間も休みがない状態。その忙しい合間を縫ってさらにゴルフやテニスなどのスポーツに勤しんでいる。さらにお酒が好きで仕事の付き合いもあるのだが、毎日のように進んで酒場へと出かけている。夜中にも仕事の電話がかかってくるので気持ちの休まる暇がなく、常に臨戦態勢といった感じ。睡眠時間も少ない。
普段からあまり疲れは感じないのだが、左膝に痛みを感じるようになったので整体を受けに来た。
そこで歪みのチェックや体をマッサージをされて、初めて自分の体の筋肉の緊張を感じたり、疲れやすく膝に負担のかかる歪み方をしていることに気づいた。
筋肉の緊張や膝痛の原因は…
数年間も精神的に休まる時がないので、交感神経が優位の状態が体にとって当たり前になってしまっている。緊張が強すぎて感覚が鈍くなり、疲れたという状態がよくわからなくなってしまっていた。
つまりずっと興奮状態が続いているので、脳が体の疲労のサインを拾えなくなってしまっている。
なので痛みや疲れを感じる時は相当ひどくなっている場合が多い。
筋肉の強い緊張は運動による筋肉の使い過ぎというよりも、交感神経の優位な状態が続きすぎてのものだと思われる。なのでマッサージでほぐすだけでは、その場だけ血流が良くなって終わり。根本的に緊張を緩めるのはリラックスできる状況を作ったり、歪みを調整して体にかかる負担をできるだけ軽減させなければならない。
左膝は仙腸関節の右の緩みが強かったので、左下肢への負担が強い状態で運動などもしていたので膝の痛みに繋がったものと思われる。左右の大腿四頭筋の緊張が強いのも関係している。
初回の施療で左膝痛は消失。その後も週1回の施療を2ヶ月続けた結果、体はリラックスを覚えてきて全体的に筋肉の緊張がとれてきた。左膝の痛みもそれから2年ほどはでることがなかったそうだ。仕事量が根本的に減らせないのだから、リラックスできる時間を自分で作らなければ体が持たないことをわかっていただけたようだ。